前回の余談『日本人には塩が足りない!』に続いて、これまで参加した読書会で紹介した本のお話です。
様々な読書傾向のある方が集まる都心の読書会では、本のタイトルや装丁でまずは関心を寄せてもらうことを第一に考えるのが一番早いです。
ホントは、本の紹介の冒頭で「つかみはOK!」と思われるようなプレゼンができれば一番いいのですが…(笑)。
読書会の経験が浅いうちは、致し方がございません…。(^^ゞ
さて、本の装丁、ということでは、過去の紹介本の中ではこれが一番かと思います。
『バッタを倒しにアフリカへ』

全身を緑色に包み、仮面ライダーのような触角を伸ばし、鋭い目つきで網を構える男性。
芸人の自叙伝か? と思ってしまうほどのインパクト!
とても博士号を取った方とは思えません(笑)。
初めて読書会で紹介した当時、知る人ぞ知る…ぐらいの周知度はあったかと思いますが、著者の「ウルド博士」の深い深い“物語”は、「人生の壁」に直面した際の人間の底力と魅力にあふれています。
読書会に同席された方にも、その深みを知って欲しい――
私にとっても、読書会で紹介しがいのあった本の一冊ですね。
遅読家の私が、一日で読了したほど夢中になった本ですし。
加藤浤和(こうわ)